体がボロボロ



れ、薬飲まないと死んじゃうよ


この言葉は30年ぶりに同窓会に出た時の話。



千葉に住んでいる○須君という同級生。



今年で54歳。



やっぱりそのくらいになると10代の頃と違ってきます。



久々に会うと、誰が誰だかわからない。



いや、分かるのですが、それは同窓会という前提で集まっているから・・・



「あいつかー」



と分かるのであって、偶然、街ですれ違ってもわからないレベル。



年齢というのもありますし、単純に形?



体重や見たフォルムが変わっていて、誰だかわからない。



もっとも、しばらく話ているうちに面影が蘇ってきて、ほとんど違和感はなくなってくるわけですが。



まあ、人間ですから年齢を経ると見た目が変わるのは普通。



それ自体は悪い訳ではありません。


血便で再検査


ただし・・・



「薬飲まないと死んじゃうよ」



また、別の奴が・・・



「俺、健康診断10箇所引っかかったわ」



「血便も出たから再検査」



従業員20名の社長のN君。



「俺、あと何年生きられるかわからないから好きな車乗るんだ!」



みたいな話がオンパレード。



そこまでいかなくても、当時、男子みんなの憧れだった女の子がメニューをみて・・・



「私、老眼だから老眼鏡が無いと読めないの・・・」



と言いながらゴソゴソバックを掻き回しています。



その子の話を聞いてみると・・・



「最近、医者から血圧を下げる降下剤を勧められているのだけど、薬はあんまり飲みたく無いからどうしよう?」



みたいな会話になってしまいます。



正直、ここまでとは思いませんでした。


不老なの?


そういう話に花が咲く中・・・

「あわちゃん(本名が粟沢なので)、ほとんど変わらないね?」



という話に。



正直なところ、流石に50代になるとそれ相応の変化はあります。



肌の質感が変わったり、毛量が変化したり。



しかし、それ以外は確かに20歳の頃とあまり変わってない気が自分でもします。



病気もたまに風邪をひく程度で、歯医者以外は行った記憶がありません。



体内年齢もメチャクチャ若く測定結果が出ます。



実際、20代の頃と比較して柔軟性は若干落ちましたが、筋力やその他はそれほど後退した感じはしません。



それどころか、むしろ当時よりエネルギーに満ちていると言っても過言ではありません。


一病息災


理由としては2つあって、一つは・・・



「生まれつき強健では無いから」



強健では無いというのは、病弱まではいかないけれども、そんなに強く無いという話。



ことわざで・・・



「一病息災」



というのがあります。



意味としては・・・



「健康な人よりも、一つぐらい持病があるほうが健康に気を配り、かえって長生きするということ」



を指します。



生まれてから幼稚園に上がるくらいまでは特に虚弱で、3ヶ月周期で吐いたり下痢を繰り返す体質でした。



ですから、3人兄弟(姉、私、弟)なのですが、弟の方が背が15センチくらい高くて体重も20キロくらい多いです。



母親によると、これは幼い時に栄養を吸収出来なかったので、他の兄弟より小さいという話。



幸運なことにそれ以降はそこまで虚弱ではないのですが・・・



・消化力がそれほど高くないので沢山食べられない

・免疫力が若干低いので健康に気を使う

・アルコールの耐性が無いのでお酒は飲めない

・刺激物に弱いのでタバコも体に合わない



と自然と節制生活が続いたことが一つの理由です。



実際、同窓会で健康に赤信号が出ている人ほど・・・



「食べないと持たないからガンガン食う!」



「週数回は接待で飲む」



「タバコは好きなだけ吸う」



というスタイルでした。



やっぱり、そういうのは30代半ばくらいまではいいです。



しかし、30代後半になるとかなり不摂生は効いてきて体にダメージを与えます。


特殊なワーク


私がほとんど変わらない2つ目の理由として・・・



「特殊なワークをしているから」



特殊なワークというのは、中学生くらいから瞑想を含めた独自のワークをしていたわけです。



続く・・・

第2話 小周天